法定相続人とは?

    
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相続人(法定相続人)とは?

 
 
1.配偶者の相続権
 

■被相続人(亡くなった方)の生存配偶者は、常に相続人となる。(民法890条)
■法律上の配偶者のみで、内縁の配偶者を含みません。(判例 最判昭42.2.21)

 
2.子(その代襲者等)の相続権
【法定相続分 配偶者:2分の1、子:2分の1】
 

■「」 又は 「その代襲者」は、第1順位の相続人となる。(民法887条)
■「子」には、実子だけでなく、養子も含まれます。
■「子」が数人いるときは、全員同順位となります。

 
●非嫡出子が相続人になる?
 ケース(1)母に対しては、第1順位の相続人となる。
 ケース(2)父に対しては、父の※認知があれば相続人となりうる。 ※認知には、認知届や遺言による「任意認知」と判決による「強制認知」があるが、この場合両方とも可能。
 
●胎児は、死体で生まれたときを除き、相続人となる。
 ⇒既に生まれたものとみなす(擬制)。
●継子(先妻の子)は、継親(後妻)に対して、相続人とはならない。
●再婚相手の連れ子に相続権はありません。⇒「夫の存命中に養子縁組をする」、か「遺言にて遺贈する旨を書く方法」であれば財産を与える事も可能。
 

 
3.直系尊属(父 及び 母)の相続権
【法定相続分 配偶者:3分の2、直系尊属:3分の1】
 

■「直系尊属」は、第2順位の相続人となり、被相続人に子又はその代襲相続人などの直系卑属がいる場合には、相続人とならない。(民法889条)
■「直系尊属」の中で、親等の異なる者の間では、親等の近い者が優先され相続人となる。(被相続人の父が先に死亡しており、母と父方の祖母がいる場合⇒母だけ相続人

 
4.兄弟姉妹(その代襲相続人である甥・姪)の相続権
【法定相続分 配偶者:4分の3、兄弟姉妹:4分の1】
 

■「兄弟姉妹」は、第3順位の相続人となり、第1順位、第2順位の相続人がいないときに相続人となる。(民法889条)
■「兄弟姉妹」には、代襲相続が認められますが、再代襲(兄弟姉妹の子の子)はなく、兄弟姉妹の子(甥・姪)に限られる。
■父母の一方のみが同じ兄弟姉妹の相続分は、父母ともに同じ兄弟姉妹の相続人の2分の1となる。

 
5.代襲相続とは?
 

相続人となる者が相続開始時点で死亡(若しくは相続欠格に該当、推定相続人の廃除を受けている場合)により、相続権を失い、その者の直系卑属(子の場合孫、兄弟姉妹の場合は甥・姪)が、その者の同一順位の相続人となること
■「相続放棄」は、代襲原因にはならない。
■「兄弟姉妹」の場合、代襲は1代限りとなる。
■縁組前に生まれた養子の子(つまり養子の連れ子)は、代襲相続人とはならない。
■代襲相続で複数の子が代襲する場合は、被代襲者の相続分を子の数で等しく分けます。

 
6.未成年者が相続人になる場合の注意
 

■未成年者が相続人になる場合、代理人を立てる必要があります。
■未成年者の子とその親もともに相続人となる場合、親は未成年の相続人の代理人になれず、「特別代理人」の選任を家庭裁判所に申し立てる必要があります。

 
相続人(法定相続人)とは?|行政書士岡村大地事務所